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泡沫のパティ どろどろのようです

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どろどろのようです 

ネタバレ有り


どろどろのようです
まとめ先はブーン系小説グループさん

小説を読んだことで、自分自身に対して不安になることは滅多にない。
狂気系で感じる恐怖と不安。好きな登場人物に立たされた死亡フラグで感じる不安。
そういった不安は沢山あった。
けれど、この作品の不安は、読者自身に問われているようなものを感じた。

殺人を犯したモララーの犯行動機について語られるこの話。
実に奇妙な犯行動機は、心の内を問われることで別の真意を見出していく。

不安と共に恐怖も感じる。
最初は途中の話と犯行動機がどう関係するのかが分からなかったが
話が進むにつれて、モララーの言葉の意味が分かった。
分かったと同時に、凄く怖い話だと思った。

作中の中で、他人の価値観で作られていく自身について話されている場面がある。
そしてこれは恐らく、知らず知らずの内に誰もが持っている不思議な思いのような気がした。

別に意識しているわけではないのに、気がついたらそんなことを考えてしまう事実。
そんなこと考えていたら、何だか怖い。
じゃあ自分はどうなんだろうって思って、一瞬わからなくなる。
ベクトルが読者にも向けられている気がして、怖い。

モララーの言葉から一つ、引用しようと思ったけれど
モララーの語り全てで一つの言葉なのでここに引用文は載せません。

モララーの言葉がどれも目を引いて、どれが一番かなんて決められない。
そして、この話で一番目を引くのは人それぞれだと思うんだ。

悪意のある感情をどろどろ、という言い方をしたのはあっているような気がする。
黒く、醜い感情を表すのに一番ぴったりな表現だと思った。

最初の抜けたような空気から一転して変わったこの話。
本来持っているであろう人間の隠れた本質を包み隠すこともせず、ありのままで書いている。
サスペンスやホラー、狂気とはまた違った恐怖だ。

まるで頭の中に残って離れられないような、そんな恐怖。

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