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泡沫のパティ ('A`)ハッピーバースデイ川 ゚ -゚)マイベイビーのようです

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('A`)ハッピーバースデイ川 ゚ -゚)マイベイビーのようです 

ネタバレ有り

('A`)ハッピーバースデイ川 ゚ -゚)マイベイビーのようです
まとめ先はブーン速。さん

世界終焉作品は数多く有る。
慌てている人達から少し離れた、ほんの小さな日常を描いている話。
喧騒のまっただ中にいて、どうにかしようと奮闘している話。多種多様な話が有る。
この作品は、慌てふためく現状から少し離れた、けれどこれから先を考えて行く話だ。

タイトルにあるように、ドクオとクーの間に出来てしまった子供を巡る話。
子供が出来た、の言葉に慌てふためきながらもどこか落ち着いている二人がやけに印象的。
AAを表現する上で使われる汗の記号が使われていないから余計にそう思わせるのだろう。

けれど、この話には顔で表現せずとも伝わる空気があるような気がした。
淡々と進んでいるように見えるけれど、ドクオの思考や思いがそのまま伝わってくる。
それがこの話の雰囲気を更に強くさせている。

作中AAの顔を変化させた場面は終盤のクーが泣いてしまう所だけだ。

> 川 - )「……」
>
> ('A`)「ごめん……ごめん。だけど……コインなんて、やめてくれ」
>
> 川 - )「う……」
>
> ('A`)「2人で、決めよう。金属の塊なんかに、委ねちゃダメだ」
>
>
> 本心からの言葉だった。
> いくら自分のせいとはいえ、愛した人が自棄になる姿は見たくなかった。
> それこそがエゴかもしれない、とふと考えたその時、クーの顔を見た。
>
>
> 川 ; -;)
>
>
> 彼女は、泣いていた。
>

それまで冷静でいたクーがここで流した涙。
この場面から少し前の所で、コイントスで子供の運命を決めようという台詞が有る。
そんな事を言い出したときでさえ落ち着いていた、クーの本音。

全てを挙げることは出来ないけれど、後半部分の空気やドクオとクーの会話一つ一つが好きだ。
どこか人間臭さを感じさせるドクオとクーに惹かれる。

作中ではいくつか、数字で表される表現がある。
コンドームの確率、世界が終わる確率。それらは絶対とは言い切れない。
その絶対とは決められない中で決めた現実に、嬉しくなった。

>以前はどこにでもあった和やかで幸せな家庭。
>しかし、その家庭の頭上には一際輝きすぎている星が迫っていて、綺麗に、本当に綺麗に輝いていた。

世界の終わりを助長させている文章のはずなのに、どこか綺麗だ。
そこに悲しい死は連想されない。
きっとこの家族は、幸せなまま星を受け止めるのだろう。そう思った。

もうすぐ世界が終わる、という状況の中起きた少し変わった出来事。
さらっと書かれたその内側に、強い思いを感じた話でした。

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