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泡沫のパティ サマー三国志、25日分まとめ更新作品感想(その1)

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サマー三国志、25日分まとめ更新作品感想(その1) 

25日までにブーン速。さんでまとめられた作品の感想を書きました。
なるだけネタバレ無し。引用文や核心部分は反転、もしくはぼかして書いています。

全四十三作品の内の二十一作品。
詳しい事はブーン速。さんに繋がる以下のリンクからどうぞ。

サマー三国志トップページ
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以下多分ネタバレ無し。

川 ゚ -゚)なんかこわい館のようです

孤独を愛するクーが、かねてからの願いであった館を購入し、優雅な一人暮らしを送っていた。
しかしその館はいわくつきのもので、霊感の強いクーは不本意ながら彼らとの共同生活を始めてしまう。
この作品は、クーと三つの幽霊達が出て来る、ほのぼのとした話である。

最初はどうみてもギャグだったのに後半からほのぼの、シリアスといってまたギャグに戻る。
その一連の流れがとても自然で、一つの霊に対して面白いと思えるポイントを必ずつけてくる。
後半空気化した霊もいるけど彼らはギャグ向きだから仕方ないといえば仕方ない。
個人的にはミルナの叫び声が面白かった。設定上どの霊より酷い扱いだったけど、嫌いじゃないぜ…。

霊達と対話として行くうちに、クーの中に押し殺していた感情が芽生える。
孤独を愛するといいながらもクーは霊との交流をしていた。
しかし考えてみればクーは孤独を愛するだけで、誰かとの交流を望まずにいた訳ではない。
望まぬ孤独を与えられたクーが語る過去は、人ではなく自分自身を悔やむようにも見えた。
だからこそあのラストが本当に、いいなと感じた。

ほのぼのとギャグと、少し切ない物語。
登場人物もみんな可愛かった。心温まる話とは、きっとこういう作品の事を言うんだろうな。


( ・∀・)庭園のようです

服屋のモララーが昔の友人に頼まれたのは、なんと生垣の手入れだった。
服屋と生垣。何がどう繋がるのかと思いきや、生垣は少し変わったつくりをしていたのだ。

一見シュールな光景に吹き出しそうになった。
けれどこれがシュールでもなくギャグでもなく、当たり前のように進んでいく。
既に当たり前という雰囲気がそこにあり、次第に不自然ではなく自然に思えてくるのだ。

元々は映画のアイディアから来ているらしい。
言われてみれば、どことなく中世の日常風景を思い出させるような部分は
少なからずあったように思う。

奇妙な物語を思い出させるような話。
話としてもまとまっていて、会話文を主体に進んで行くので読みやすい。
雰囲気や生垣が生み出す温かさがいい。面白かった。


川 ゚ -゚)此方は私のたいようです

過去の後悔、今の疑問、これからの未来。
大人にもなりきれず、子供とは言いがたいクーが葛藤の末に抱くものは一体何か。

まるでクーの行動一つ一つを直接見ているような感覚に襲われた。
特にこの作品の中では料理を作るという事を、とても丁寧に表している。
それこそ些細な動きまで書かれている。読んでいてお腹が空いて来るくらいだ。

無論それだけでなく、クーという人物の感情の動き方にも惹かれた。
何気ない日常を過ごしていながらも、時折見せる幼き日々の傷。
それは姿を変えてクーの前に立ち、その度クーは動揺する。
その様子が、読んでいて凄く悲しくなり、心を揺さぶられた。
もう胸が熱くなるほど、悲しく大きな何かを感じさせられた。

悲しくて、けれど優しい話。
地の文は多い。けれどそれだけの理由で読まずいるのは勿体ない。
凄くいい話だ。温かくて、優しい気持ちになれる。
未読の人は読むべき。映画を見ているような感覚になれる話だった。


('A`)力を合わせるようです

夏休みの課題は中々終わらない。
30日、山のようになっている宿題を見ても何故か余裕と感じてしまうのはどうしてだろう。
しかし世間一般で言う夏休みは終わった。
夏休みを終えた少年少女よ、夏休みの自分自身を思い出しながらこの話を読むのだ。

どこにでもある光景の一つ
夏休みの課題を終わらせていないドクオがブーンと力を合わせて宿題を片付けて行くのだが……。
畜生!なんだこの、俺達の戦いはこれからだみたいな終わり方は!
何故打ち切った!俺のwktkを返せ!

という感じで打ち切られました。
実際は打ち切りというわけではなく、形として終わらせてはいるのだが
まだまだ続きそうなところでばっさりと切り落とす。どうしてこうなった!
関係ないけど-1と-1の下りに思わず吹いた。

打ち切られても泣かない強靭の持ち主以外は心して読む事だ。
この経験を胸に、来年の夏休みは友達と協力して宿題を終わらせよう。


l从・∀・ノ!リ人万華鏡の世界のようです

きらきら輝く綺麗な万華鏡の世界。
気がつけばそんな不思議な世界へ入り込んだ妹者は、そこで不思議な二人組と出会った。

これはまるで幻想世界。詩と小説が綺麗に組み合わさったような印象を受けた。
柔らかな擬音を使い、万華鏡というあの不思議な空間を優しい言葉で描かれている。

雰囲気や台詞回しもいい。中でも>>85は読んでいて寂しくなるような言葉だった。
それだけじゃない。地の文の魅せ方が本当に綺麗。思わず口に出して読みたくなるくらいだ。
読んでいて引き込まれそう。そこは確かに万華鏡という世界が完成されていた。

しかしあの少女はもしや……いや、何でもない。
可能性として二つの姿が浮かんだが、姉者は元々出る予定だったんだ。
つまりこれはそういう事なのか。そういう事なんだろうな。

雰囲気で読ませる作品。勿論、良い意味で。
ふわふわとした優しい世界、夢を見ているような甘い言葉。
幼い少女が見た世界は、とても素敵な世界でした。
流石一家好き必見。こういうのは大好きだ。面白かったです。


( ^ω^)整頓するようです

偶然な事に最近私も部屋を片付けたばかりだ。
そのせいだろうか、何故かこの作品が頭から離れない。

掃除をしている最中に見つける懐かしい物や思い出の品はその手を休めてしまう。
ああ、そういえばと思い出の品を抱きながら懐かしき過去をさかのぼる。
その時の心情がそのまま表され、更にそこから生まれる物寂しさも感じられた。

>どんなに思い入れをこめたものも、愛した人も
>
>
>いつか忘れていくものなんだと。

今大切にしているものも、そう遠くない未来には何事もなかったかのように通り過ぎてしまうのだろうか。
読みながらそんな事を考えていると、何だか寂しくなった。
けれど寂しいだけじゃない。思い出は色あせないという言葉があるように、通り過ぎてもまた手に取ってしまう。
作中のブーン達も、過去を懐かしみながら昔の自分が辿った跡をまた

最後の" "の中に入れる言葉。自分なら"ありがとう"という言葉をいれたい。
何故なら、今の自分が存在するのは間違いなくその思い出達のお陰だからだ。

昔を思い出して、少し余韻に浸りたくなる話。
これを機に部屋の掃除をして思い出の品を取り出すのもいいかもしれません。


( ´_ゝ`)死んでいるようです(´<_` )

そう、何の比喩でもなく死んでしまったのだ。
ただそれだけしか言えない。それ以上でもそれ以下でもなく、とにかく死んでしまったのだ。

会話で進んで行く話は、相手が死んでいるというのに実に軽いノリで進む。
そんな簡単に片付けてしまっていいのか。そうは思うけれど流石兄弟だから仕方ない。
流石兄弟というAAの役割や設定から、何だかそう思ってしまうのだ。

特に起伏するような展開は無く、言ってしまえば淡々と進んで行く。
普通に見れば異常なのに、彼らはまるで日常茶飯事のように会話をしている。
そこに寂しさや切なさは一切ない。ある種のシュールにも似たようなものを感じた。

全て一定のテンポのまま進む会話文なので、ほのぼのが好きな人にお勧め。
笑う、というより先の展開に少しほっとするような感じ。
ラストはやはり流石兄弟と言うべきオチでした。

ξ゚⊿゚)ξ从'ー'从('、`*川変わらぬ愛のようです

昼ドラの怪しい雰囲気が漂うこの作品。
ツンの元へ送られて来るいやがらせの配達物から物語は始まる。
そこから別れる三人の家族。家族構成も環境も違う家族にはある妙な共通点があった。

凄く背筋がぞくりとした。
ペニサスの妙な口ぶりからある程度想像できたんだけど、最後の彼女の叫びが心苦しい。
一つ一つでみれば、それは互いに関係しなさそうな家庭だったが
思わぬ所から共通点が生まれ、最悪の事件が引き起こされてしまった。

その事件とは少し離れたところに、家族としての形が書かれる部分もある。
三人には子どもがいる。たった数レスの間だが交わされる子ども達の会話に、更に胸が痛くなる。
ドロドロ展開に子どもが巻き込まれたときほど複雑な気持ちになる物はない。
そういった意味でも、一番の被害者はこの子ども達なのかもしれない。

登場人物が多いにも関わらず、一人一人どんな性格をしていて
何を思いながら生きているのかがすぐにわかる。
はっきりと言ってしまえば狂っている。それも憎しみが生み出す狂気だ。
一つの変わらぬ愛が生み出した結果、先にあるのはただただ深い憎しみ。
面白かった。けれど、どうにも恐怖から抜け打せられない。そんな作品だった。


山 ゚ -゚)素直カッパのようです

カッ……パ?
川があるなら山があってもいいという発想から生まれた素直カッパ。
正直うまいと思ったのは秘密だ。しかも妙に似合っている。

話の内容は偶然から生まれた素直カッパを色々と使って行く話だ。
ただ作者途中作者を出しているのは少し首を傾げてしまった。
悪いという訳ではないけれど、どうにも面白いとは思えなかった。

インパクトは抜群。けれど話の展開についてこれず、どうしたいのか分からないまま終わってしまった。
せっかくインパクトのあるものが出来たのだから、多方面でいじればいいのにと思う。
しかし何度も見ているだんだん素直カッパが可愛く見えて来る。キュウリっぽい。
このAAに興味が湧いたら、覗いてみるのも悪くないかもしれない。


( ^ω^)とちょっと変な人達のようです

精神病院に勤めているブーンと、その患者達の不思議な会話。
物語を読むというよりは、会話を楽しむ感覚に近いかもしれない。

会う人会う人、ちょっとどこかズレているような人ばかり。
ブーンとの会話も会話として満たされているか怪しい事もある。
個人的に、嫌悪という行為を愛に変える恋人と鏡兄弟、雨降り小僧が面白かった。
無論他にも一癖も二癖もある患者達は、異常な反面どこか愛着を持つような面々だった。

最後に作者が述べている内藤の呼びかけ。
それらしきものについて書いたので以下反転。
都合によりブーンの発言のみ。唯一の正常者であったミルナとの会話のところ。

( ^ω^)「はっ もうこんな時間」

( ^ω^)「ややや 僕とした事が」

( ^ω^)「くっ まあいいお」

( ^ω^)「こん?」

( ^ω^)「ちっ」

( ^ω^)「らんらん らんらら らんらんらん ここしか思い出せない」

( ^ω^)「へぇ そうかお?」

( ^ω^)「お気の毒に」

( ^ω^)「いや 遠慮しとくお」

( ^ω^)「で? っていう 床にでも座ればいいお」

はやくこちらへおいで。
健常者への呼びかけとは読んでいる私たちではなく、ミルナに対しての言葉だった。
それが分かった時、内藤からはっきりとした狂気が見えた気がした。
反転ここまで。

こういう雰囲気の、不思議な会話を延々をする作品は好きだ。
ブーンの最終目的である人探しの結果。ブーンの意図。
何を言いたいか分かるようで分からないもどかしさがあるけれど
いかにブーンも狂っているのかを伝えるためならはっきりと割り切れる。
明確な正解はどれか、分からないけれど。

難しい話をしながらもブラックユーモアを出す。不思議な作品。
凄く面白かった。好きな作風だった。

J( 'ー`)し が安価でドクオをなんとかしたいようです

チンポソイヤッサ!チンポソイヤッサ!
引き蘢りニートのドクオをなんとかしたいという思いを胸にカーチャンが安価する話だ。
しかしスレタイにカーチャンでまともに進む話など見た事があるだろうか。
更に息子はドクオときた。これはどう考えても破滅の方向に向かう光景しか浮かばない。

読んでみると、思っていたより下ネタが少なくて驚いた。
たまたま安価に当たらなかっただけらしい。
しかしだからといって良い方向には行かない。どんどんカオスな方向へ行ってしまった。
正直カーチャン幼女化はいけると思った。可愛いと思った俺は疲れているのかもしれない。

三つの構成パートに分かれているうち、獄中編が一番面白かった。
安価スレの醍醐味である先の見えないカオス展開が読んでいて楽しい。

果たしてカーチャンはドクオを更正させる事が出来たのだろうか……。
全ては安価人、読者の手にゆだねられた……。結末は君の目で確認しよう!


(‘_L’)『LINDA』のようです

裏社会に生きるフィレンクト達、チームドブネズミの活躍を書かれているこの作品。
プロフェッショナルと設定が似ていると言われているが、なるほど確かに主要AAが被っていたりしている。
けれどあくまで似ているというだけ。この作品にはこの作品独自の色がある。
プロフェッショナルがマフィアだとすれば、LINDAは自由気侭な戦闘集団といったところだ。

まるで映画を見ているかのような雰囲気にわくわくする。
知り合いの危機を助ける為に裏社会のルールを破った者達を倒すという分かりやすい動機。
物足りないとは思ったけれど、この動機からフィレンクト達の活動がどの位置にいるのかが分かる。

ただ、ハインとフィレンクトの持つ力について曖昧になってしまったような感じがする。
(反転)ハインは足の早さなのか、それとも地理を熟知しているという事なのか。
フィレンクトは隠された能力を出す前に決着をつけてしまったのか、もしくは既に力を出していたのか。
(反転ここまで)
ここの部分がもう少し知りたかったという気がしてならない。

他にもフィレンクトの過去等、気になる部分は多々有る。
だが気になりつつも、この終わり方はとても心地良い。
レビューの方に"映画みたいな印象"と書かれているけど、まさにその通りだと思う。
展開や話の運び、始まりから終わりまで一気に見させるような感じ。
バトルというより、フィレンクト率いるチームドブネズミの日常を切り取ったような印象。
この作品の雰囲気がとても好きです。


( ^ω^) ギコどののようですお

過去の英雄を偉そうに語るじいさんというのは
この作品に限らずリアルでもあちらこちらに存在しているだろう。
けれどその武勇伝、本当かと疑った事はありませんか?
この作品は、まさにその過去の栄光を今でも引きずるギコじいさんを中心に書いている作品だ。

遠い過去に戦争も終わった現代、当時の生き残りであるギコじいさんの話はあり得ない武勇伝ばかり。
新米兵のブーンは苦笑い。私も最初はあり得ないだろうと思っていた。
けれどスレタイを見て思う。そのあり得ない武勇伝はもしや本当ではないかと。

その武勇伝を証明するのが、唐突に起きた戦争。
思った通りと言おうか、ギコじいさんはそこで素晴らしい働きをしてくれた。
武勇伝は大げさではなかった。正直あの歳でここまでするのなんて、サイヤ人なんじゃないかとも思った。
その戦い振りに思った。あれはパワフルじいちゃんだと。

戦闘中のギコじいさんのかけ声には笑ったけど、その力は本物。
どんな戦いをしたのか。それは実際に読んで確かめた方がいい。
ほのぼのとした中に、鋭さを隠し持つ格好いい作品。
こういうじいさんはいつまでも元気でいて欲しいと思う。


( ^ω^)壊れる程愛しても1/3も伝わらないようです

タイトルで引っかかりを覚え、サウダージで理解した。
全ての会話が歌詞で出来ており、そこから話は進んで行く、恋愛作品だ。

知らない曲の方が多いのではっきりとは言えないが幅広い曲の歌詞を使っていると思われる。
どの曲の歌詞が出て来た、という風に自分の好きな曲の歌詞が出て来ると嬉しくなった。
幅広く音楽を聞いている人は楽しめるんじゃないだろうか。

時々本当に歌詞なのかと疑うような言葉もあった。
くそったれウォーイは気になったのでググって見たら凄い曲の歌詞だった。
面白かった歌詞はくそったれウォーイとYA-YA-YA。YA-YA-YAは笑ってしまった。

そして何が凄いって、なんだかんだでちゃんと話が出来ているのが凄い。
たまにクサい台詞やミュージカルのような言い回しの言葉が出て来たりするけれど
一曲一曲、その場面毎に似合う歌詞を選んだと思うと、凄い作業だったと思う。

最後のオチに不覚にも吹いた。申請が通るのはいつになるのだろうか……。
いかに曲を聴いているかによって面白さが分かれるかもしれない。
分からなくても面白かったけど、分かるともっと面白いんだろうなと思った。


( ^ω^)1レス完結オムニバスのようです。

タイトル通り、一レスで終わる小ネタを揃えた作品だ。
ネタの数は合計十六作品。小粒揃いでくすりと笑える物から突っ込みたくなる物まである。
ただ、爆笑というまでの物はなかった。
これは人それぞれだと思うけど、オムニバスという名の通りちょっと読んで楽しむ感覚に近かった。

面白かったネタは>>81>>88>>90>>95>>96>>98の六つ。
いずれもAAを使ったネタが面白かった。
特にツンデレ、デレツンネタは良かった。どっちに転んでもブーンが損するwwww

ちょっと思い出した時に好きな部分を読み返すも良し。何度も読んで一人ニヤニヤするも良し。
一レスで収めている分、肩肘張らずにゆったりと読めるのではないでしょうか。
あっさりとしつつもツボを押してくるような作品でした。


( ^ω^)は雪山の山荘で名探偵と出会ったようです
前編後編

今祭り唯一の前編後編と分かれている作品。
酷く簡単なノリで名探偵を殺害してしまったブーンが、どうにかして山荘に泊まる人々を殺害するという
犯罪者の視線に立って行われるミステリーサスペンスである。

前編と後編で大分作品の印象が違っているが、俺は両方とも好きだ。
本当に下らない理由で殺害してしまい、
その後は人を殺す事に何の躊躇いもなくなった様子を表す前編。
前編で得たヒントや過程を経て、そこから新たなトリックを仕掛けて人知れず殺人を行う後編。
ギャグがふんだんに使われた前編とシリアスが多い後編。そのバランスはとても良かったように思う。

そして一番目を見張るのがトリックだ。
簡単な物から知識がないと出来ない物まで、とにかく幅広く使われている。
カイロを使ったトリック、そして、とっときのトリック。
この二つのトリックが凄いと思った。

トリックの内容も凄いけれど、このトリックを書いている時作者はながらで書いているのだ。
最初から頭にあったのかもしれない。
けれど、もしそうだとしても勢いのある展開はながらというのを忘れるほど。
後半の盛り上がりは目が離せなかった。

ここまで綿密に、衝動的ながらも慎重にしてきたブーンの計画はどのような結末を迎えたのだろうか。
完全なる殺人事件を成功させたのか、それとも失敗に終わってしまったのか。
ラストは意外すぎて驚きを隠せない。それでもこういう終わり方はいいと思った。
一言しか言えない。凄く面白かった。


( ><)夢オチのようです

一転二転と繰り返される夢。
どこからが夢なのか、どこまでが現実なのか。
幸せな、あるはずもない虚像の夢を見たときほど寂しい物はない。

主人公であるビロードは夢を見る。けれどその夢は夢であり、現実ではないのだ。
現実に戻された先にあるのは恐怖と絶望。
その縁に立たされているビロードの手を貸していたワカッテマスが、"夢の続き"の話をする。

夢の続きを見ると死ぬ。
この言葉はこの作品を表す重要な言葉となっている。
その言葉の意味を、私もビロード同様に理解できなかった。
ただ単に背中を押しているだけ。そう思っていた。

>( <●><●>)「私はあなたの夢の続きになるんです」

全て読んでこの言葉の意味を理解した。
それと同時に、どうしようもなく悲しくなった。
直接言われるよりも裏の意味に隠されたワカッテマスの心情を思うと、どの言葉よりも悲しかった。

ただ、夢オチの意味が差す内容が今の所曖昧だったりする。
考えられる可能性として(反転)ビロードはワカッテマスの心臓を持ったまま死んでしまったのか
望み通り手術を成功させて夢だった学校生活を送っているのか。
(反転ここまで)
どちらかによってこの話の結末に対する印象が大きく変わってしまう。
個人的には後者を希望したいが、前者でも話としての綺麗な落ちに繋がる。
ひとまずこういう考えを持ったという事で一つ。

悲しさと同時に、胸の温かさも感じる話。
ふわふわと漂う夢のようにつかみ所のない話はとても心地よかったです。


( ^ω^)系でよくわかる!怪談・妖怪のようです

日本文化のひとつでもあると言われている妖怪。
作品というよりは妖怪紹介。作者が選んだ有名二十種類の妖怪をブーン系風に紹介していく流れだ。

妖怪の力、どこに現れるか、どんな姿をしているのか。
そういう日常場面に妖怪を入れながら補足として作者の言葉が入るようになっている。

妖怪の名前は聞いた事があっても、それがどんな力を持つのか、その妖怪の裏話とは何か。
改めて妖怪一つ一つの存在に気付かされた。
一番ビックリしたのは山彦も妖怪の中に入るという事だ。あったことないけど。

補足は時々作者の小ネタを交えているが、笑えるようなネタで本編よりも笑ってしまう事もあった。
取り敢えず最後の妖怪は一番身近な妖怪というのには同意。涙が出て来るけどな。
笑えて妖怪に対する知識も増える、一石二鳥のギャグ知識作品でした。


( ^ω^)ブーンは世界最強を目指すようです

世界最強……それは男ならば誰もが一度は憧れるだろう。
悪を蹴散らし、頂点に立つ自分自身を思い浮かべるだろう。
この話の登場人物……ブーンもまた世界最強を目指す一人の漢だった……。

正直最初の相手で小学生かよと思ったのは秘密だ。
世界最強を目指していたとき、誰もが一度は対峙する相手だ。
しかしそれも最初だけ。徐々にブーンは世界最強の道を進み、腕を上げる。
ラストバトルではとうとう恐ろしい力まで身につけてしまった……!

君は恐らく伝説を見るだろう……。
70レスオーバーという悲しい現実をも吹き飛ばす、男の熱い思いを。
世界最強となる者の、真の戦いを、目に焼き付けるのだ!
しかし母は強しというのは結構本当だと思う。カーチャンすげぇよカーチャン。


lw´‐ _‐ノv退廃ザレゴトガールのようです 

地の文の割合がおよそ9割を超えるこの作品は、戯言というようにシューの語りで全て埋め尽くされている。
会話文はほんの少しだけ。けれど地の文で作られた雰囲気は奇妙という言葉がぴったり。
つらつらと綴られていく言葉の中で、シューは過去と今について語って行く。

読んだ当初は何がどうだか分からずに、ただ進めて行ったけれど
仲違いしてしまった妹から出た言葉に、そういうことかと理解した。
けれど最初の時点からそれを匂わせるような発言がなかったため
唐突すぎる告白に、何故いきなりと思ってしまった。

無論いきなりではなく、ある一レスでそれを示唆するようなものはある。
けれど抽象的過ぎて、何の意図があるんだろうという疑問だけで片付けてしまった。
そういう意味では、雰囲気を出しすぎたあまり内容の事まで考えられず読んでしまった。

退廃的な戯言を綴り、今も尚退廃した日々を過ごすシュー。
何故こうなったのか、どうして妹との確執が生まれてしまったのか。
それらの謎が解決しても胸のわだかまりが溶けない。
果たしてシューに救いがあるのかないのか。言いようのないもやもやが残る作品だった。


川 ゚ -゚)クーとモデルと、恋色のようです

青春恋愛作品。絵描きのクーとモデルの弟者の間で織りなす
モデルと絵描きという微妙な関係を書いている話だ。

こういう作品は嫌いではない。ありがちな展開だけど、ありがちだからこその良さがあると思う。
けれど一つ気になったのは、絵の描写がほとんどないというところだ。
そのせいでクーの描く絵の内容がいまいち伝わらない。
その部分はもう少し突き詰めて欲しかったように感じた。

長過ぎるような印象があったが、恋愛作品においての過程を考えると問題ないような気もする。
何も思わなかった相手を急に意識し、悩み、答えを出す。
それは恐らくクーだけでなく、相手である弟者の方もだっただろう。
時間の限られた二人の結末。その行く末は、一枚の絵に委ねられた。

恋愛作品における、よくある話を詰め込んだ作品でした。

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