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泡沫のパティ ( <●><●>)半分の月のように生きていくようです

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( <●><●>)半分の月のように生きていくようです 

ネタバレ有り。

( <●><●>)半分の月のように生きていくようです
まとめ先はmesimarjaさん

タイトルで凄い惹かれた作品。センスを感じる。
作中でもこの『半分の月』という言葉は何度か出て来ていて
その由来がとても的を得ているというか、凄いというか、何も言えない。

半分の月。それは、この作品の全てを象徴する言葉。

>( <●><●>)「知ってます? 私みたいなのを、“半月”って書いて“はにわり”って呼ぶらしいです」
>
>( <●><●>)「上手い言い回しですよね。確かに私、満月でも新月でもない」
>
>( <-><->)「どっちにもなれなかった。半端に産まれたできそこないです」

作中でも早い段階から明確に表されている、半月のワカッテマス。
半陰陽、ふたなり、ワカッテマスは二つの性を兼ね揃えていて
半月ゆえの悩みを抱えているのだ。

何となくタイトルから、難しそうな話なのかと思ったけれど全然そんな事なかった。
題材として挙げられている事柄はあまり明るい物ではないけれど
物語のほとんどが会話文で構成されていて、さくさく読み進める事が出来る。

思春期によくある事柄を題材に、ワカッテマスが悩み、それに対するサポートをしていく。
その思春期の悩みの中には恋愛事も含まれている。

友人であるビロードに恋をしているワカッテマスが
ある決心をして女の子の格好をした時の楽しそうな会話にニヤニヤする。
なんというか、ずっとこの二人こうしていたらいいのにと思うくらいニヤニヤする。

そういえば、こういったシリアス展開の作品で勇気のあるビロードは
もしかすると初めて見たかもしれない。

>(# ><)「ムキ――っ! 何たる暴挙! 許し難いんです!」
>
>( <●><●>)「いいですよ、ビロード。僕がよそ見していたのが悪いんです」
>
>(; ><)「そんなこと言ってちゃダメです! よそ見してたのは向こうなんです!」
>
>(# ><)「今度あいつらの下駄箱をボンドで固定してやるんです! 仕返しです!」

いじめっ子にも勇敢に立ち向かって、ワカッテマスを守るビロードに違和感を感じながらも
こんなビロードもいいかもしれないなと思った。

特にビロードが格好いいと思ったのは作中後半の>>266からラストまでの所。
これは出来ればここで知らずに読んで欲しい。
ビロードというキャラクターの新しい一面が垣間見えた瞬間だった。

ビロードというキャラだけじゃない。
この作品の全ての答えを、難しい言葉を並べずに言ったのがとても心地よかった。
その言葉があったからこそ、最終的にワカッテマスが決めた答えが
エピローグの結果だったと思う。

正直どのシーンが一番良かったなんて言えない。
作中後半からラストにかけてが一番好きではあるんだけど
全てのレスにワカッテマスの悩みや葛藤、友人であるちんぽっぽや
大人から見たワカッテマスの評価が書かれていて
そのいずれも作中で欠けてはいけないものだ。
ただしいじめっ子、てめーは駄目だ。

もしかすると好き嫌いが分かれる作品なのかもしれない。
どちらかと言えばワカッテマスも女々しいので
そんなワカッテマスは嫌だ!と思う人もいるだろう。

だがしかしそれでも言わせてもらう、読んで損はない。

ふたなり、あるいは性別関係で悩む作品というのはブーン系内でもいくつかある。
その中でも一位二位を争うくらい、ふたなり題材を綺麗に使っていると思った。
タイトル然り、話の落とし方然り、とにかく綺麗。

勿論綺麗だけじゃなくて、欲望的な意味であまり綺麗じゃない部分もあるけれど
そういった部分も含めて綺麗だと思える作品です。

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